ソフトコンタクトレンズは「含水率」をチェック

ソフトコンタクトレンズには、レンズにどれだけ水分が含まれているかを表す含水率というデータがあります。酸素透過率などに比べて取り上げられることはあまりありませんが、コンタクトレンズのつけ心地や乾きにくさに大きく影響してきます。含水率が50%以上のコンタクトレンズはつけ心地がいい分だけ乾きやすく、50%以下のコンタクトレンズは乾きにくい分だけつけ心地が硬めだと言われています。高含水のコンタクトレンズは低含水に比べて汚れにも弱いと言われていますが、すべてのソフトコンタクトレンズが水分を含んでいるのでそこまで大きな差が出る訳ではありません。含水率と汚れの関係性は頭の片隅に置くだけにしておいて、自分に合ったコンタクトレンズを選ぶのが1番です。

高含水、低含水ともにコストパフォーマンスが高いと評判なのがWAVEというコンタクトレンズ。含水率58%の高含水タイプである「ウェイブワンデーUV ウォータースリム」は従来品の2倍以上の保水力を持つうるおい成分が入っており、1日中快適につけられます。そのうるおい成分こそがMPCポリマー。これがうるおいのベールとなってレンズをやさしく包み込むので、涙のうるおいが長続きします。

含水率38%の低含水タイプである「ウェイブワンデーUV エアスリム」はバランスよくうるおいをキープするため、長時間つけていても乾きづらいのが特徴。汚れのつきにくい非イオン性素材のため、タンパク質などのプラスイオンを帯びた汚れがつきづらく、すっきりクリアな視界を維持できます。花粉が気になる時期にもおすすめです。

衛生上のことを考えるなら低含水の方がメリットも多いのですが、常にうるおいを意識するのであればある程度の含水率は必要になります。高含水のコンタクトレンズの中でも特殊な技術で乾きへの耐性をつけているものが出ているので、含水率だけで良し悪しを完全に判断するのは難しくなっています。コンタクトレンズを選ぶときは含水率だけでなく、乾きにくさや汚れにくさなどさまざまな要素を含めて検討するといいでしょう。